感覚の不一致

 CARAROCK Festival 2005というイベントに行きました。
普段は芝居を行なう演劇集団CARAMEL BOXが、劇中曲を
生演奏するライブイベントを企画しまして。そこに石田
小吉が出演すると聞きつけました。そりゃ〜行くしか無い
でしょう!
 
 2日間3公演(公演内容、主演者は3日間バラバラ)の
初日に行なわれたこの公演には3組出演してまして、師匠は
3番目。トリですな。
 
 正直な感想としては、複雑。演奏に対してではなく、自分
が曲を聞いて感じた感覚が複雑…。
 

 勝手が違う事は重々承知していたので、その事については
何も気にならなかったのです。まあ、「6年も待たずに聞けて
良かったよっ!」ぐらいの感覚でした。元気でいてくれれば
それでいいのよ〜ってな感じ?
 
 曲目も演奏も良かったと思うんです。声もそんなに悪く
無かったし。もちろん師匠も楽しそうでしたし。。。
 
 何でこんなに複雑な気持ちになるのだろう・・・と思い
つつ見ていました。師匠の声で歌われる曲は、スクーデリア
の曲として届くのに、知ってる人は師匠しかいない…。
よしやんも、寺田さんもいるはずがないのに、気になって
しまう…。聞きながら記憶を思い出してしまうのでしょう。
 
 実はもう1つ気後れしてしまった事があります。
 スクーデリアファンが多いのはわかっていました。自分も
そうですしね。止めて欲しいと言われていたのに立ってしまう
気持ちもわかるつもりです。ですが、立って意思表示したなら
普段のライブ同様に盛り上がってくれないと萎えるでしょ。。。
微妙に弾けそうで弾けない空気感がどうにもいたたまれない
感覚を増幅するのです。。。
 
 後半になって、師匠の「骨は拾ってやる」という意思表示が
出た事でやっとその空気感が薄くなったように感じました。
しかし、求めてはいけない濃度を求めてしまっていたのかも
しれません。私の感じた感覚はあの空気と上手く重なる事が
出来なかったせいなのかもしれません。。。
 
 次はいつになる事やら。。。これから6年待ったりして。